2011年4月アーカイブ

インキの主溶剤はアルコールではありますが、エステル溶剤の含有量が多い方が印刷適性がよいです。


少なくとも20%以上のエステル溶剤を含む混合溶剤が使われます。


アクリル系インキは、アルミニウム箔、セロハン、ポリ塩化ビニールフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルムおよびPVDCコートフィルム、処理ポリプロピレンフィルム、ポリスチレンフィルム、アセテートフィルム、ナイロンフィルムなどの印刷に使用することができます。


フレキソインキは、かつてはアニリンインキといわれていたように、アルコール可溶のアニリン染料を着色材として使用しています。


このインキでエプソン トナーを使用したかのように紙に印刷し、ろう引きしたものはパンや菓子の包装用に使われてきました。


しかし、現在では需要が少ないですね。


俗にアニリン染料といわれているものは、アニリンを出発原料としてつくられるトリフェニルメタン系塩基性染料のことをいいます。


この染料はアルコールにも溶けるが水にもよく溶けるため、インキ化に際してタンニン酸またはフェノール樹脂のようなレーキ化剤を併用して耐水性を付与するようにしています。


染料型インキは、あざやかな透明色が特徴ですが、一般に耐光性は弱いのです。


染料インキの隠ぺい力を大きくしたり、顔料型インキの着色力を向上させるために、染料・顔料併用型インキを使うこともあります。


ポリアミド系インキは処理ポリエチレンフィルムおよび処理プロピレンフィルムの印刷にひろく用いられています。


そのほか、PVDC(ポリ塩化ビニリデン)コートフィルム、ポリエステルフィルム、アセテートフィルム、ポリスチレンフィルムの印刷にも用いることができます。


ポリアミド系インキは耐熱性と耐油性が劣るのが欠点ですね。


インキ中のポリアミド樹脂の一部をニトロセルロースで置き換えることによって、これらの欠点をある程度改善することができますが、トナーカートリッジなどのインキの光沢は低下します。


ポリアミド系インキには、アルコールを主溶剤としたアルコール希釈型インキと、アルコールと脂肪族炭化水素溶剤のほぼ等量からなる混合溶剤を用いたコソルベント型インキとがあります。


炭化水素溶剤のインキへの添加は、インキのポリオレフィンフィルムへのぬれと接着性を改善します。


アクリル系インキは、耐摩擦性、密着性、透明性、耐油性、耐水性がすぐれ、乾燥皮膜は硬く、光沢はニトロセルロース系インキよりも劣るのです。


インキの固着剤としてアクリル樹脂単独で用いることもあり、またアクリル樹脂の一部をニトロセルロースに置き換えて用いることもあります。