水性インキとトナーカートリッジ

1973年ごろより、石油価格の高騰と、有機溶剤による大気汚染が社会問題となりました。


それに対応して溶剤型インキに代わる水性インキが注目されるようになりました。


・・・しかし、水性フレキソインキは製袋関係でかなり以前からさかんに使われてきており、べつに新しいインキとはいえませんが、これに用いる固着剤の進歩はいちじるしいですね。


水性フレキソインキの固着剤としては、以前はアラビアゴム、パルプ廃液、セラック、デキストリン、カゼインなどが用いられたことがありました。


しかし、現在ではアクリル系樹脂やマレイン酸樹脂などが使われるようになり、トナーカートリッジのインキの印刷適性、印刷効果、耐水性、耐摩擦性、接着性などが改善され、紙ばかりでなくプラスチックへも水性インキで印刷できるようになりました。


水性インキ用の水性樹脂を分類すると次の3つになります。


・水溶性樹脂


・水溶化樹脂(コロイダルディスパージョン、ヒドロゾル)


・水性分散樹脂(エマルションラテックス)


水溶性樹脂は、アラビアゴム、デキストリン、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)のように、樹脂そのものが水溶性のものをいいます。


これよりつくったインキは耐水性が劣るため、水性インキの主原料とはなりえず、ただ流動性の調節や保護コロイドの目的で添加されることがあります。