水溶化樹脂の種類

水溶化樹脂のなかではアルカリ可溶性樹脂がインキの固着剤として重要です。


分子構造中にカルボキシル基(-COOH)をもった水不溶性樹脂に、水溶化剤であるアンモニア水または有機アミンを加えてアルカリ性にすると、アンモニウム塩またはアミン塩が生成してイオン化します。


樹脂は水溶化されてコロイド溶液となります。


印刷後インキが乾燥すれば、アンモニウ.ム塩またはアミン塩は分解し、アンモニアまたは有機アミンが蒸発。


元の水不溶性樹脂に戻って、エプソン トナーで印刷したように耐水性のインキ皮膜が形成されます。


水性フレキソインキに用いられる水溶化樹脂には、アクリル樹脂、マレイン酸樹脂、フマル酸樹脂、スチレン・マレイン酸共重合樹脂などの高酸価樹脂があります。


水性分散樹脂とは、一般に酢ビエマルション、アクリルエマルション、合成ゴムラテックスと呼ばれているようなエマルションラテックスのことです。


分子量が10万以上というような高分子物質が水中に安定に懸濁・分散したものをいいます。


水性分散樹脂を用いた水性インキは、流動性、レベリング性、機上安定性、再溶解性、光沢などは他の水性樹脂からつくったインキよりも劣ります。


しかし、皮膜強度、耐摩擦性、耐アルカリ性、耐水性、耐溶剤性などの点ではすぐれているのです。