2011年7月アーカイブ

スクリーン印刷は、前回述べたような長所が発揮できる分野の商業印刷、生活用品への印刷、工業印刷などにさかんに利用されています。


いまやエプソン トナーに匹敵する勢いですよね。


その被印刷材は紙プラスチック、繊維、金属、窯業製品、木製品、ゴム、皮革など、きわめて広範囲に及んでいます。


紙:ポスター、ディスプレイ、POP、ステッカー、立看板、段ボール、紙器、グリーティングカード、千代紙、版画、壁紙、ふすま紙、転写紙など。


プラスチック:看板、標識、パネル、ラベル、ステッカー、コンテナー、容器、不織布、ビニール壁紙、ビニールレザー、建材、おもちゃ、浮袋、装身具、計器、ダイヤル、プリント基板、ネームプレート、キーボードスイッチなど。


繊維:のれん、たれ幕、旗、テント、立看板、Tシャツ、トレーナー、フロック加工品、袋物、鯉のぼり、タオル、不織布など。


金属:看板、標識、パネル、容器、おもちゃ、計器、ダイヤル、プリント基板、ネームプレートなど。


窯業製品:陶磁器、ガラス製品、ほうろう製品、建材など。


木製品:看板、木箱、漆器、おもちゃ、家具など。


その他:ゴム製品、皮製品など。


今日は、スクリーン印刷の長所と短所について述べていきます。


まずは長所から・・・


1)トナーカートリッジを使用した印刷のように概して製版、印刷が簡便で、設備費も比較的安い。


2)厚盛りに印刷することができるので(インキの厚さ:約8~30μm)、鮮やかで迫力のある色彩表現ができ、また種々の特殊機能(例:耐薬品性、皮膜強度、発泡性)を付与するのに有利。


3)被印刷体の形状、大きさ、表面の粗密、材質、色などに比較的左右されることが少なく印刷ができ、幅広い適応性をもっている。


4)多品種少量生産に有利。


・・・では、次に短所を挙げていきます。


1)一般に画像の再現性、色再現性が劣る。


2)印刷速度が遅い。


3)印刷後のインキ乾燥に、手間と時間がかかり、場所を要す。


4)版の耐刷力が劣る。


5)溶剤型インキが使われるため、作業環境、大気汚染などの点で、適切な対策が必要となる。